北洋銀行「不祥事、情報漏えい事案の調査結果を公表」


北洋銀行は、同行の顧客情報が別の顧客に漏えいしてしまった件について、今月 3 日に既に公表をした。その中で、情報漏えいの対象になった顧客には謝罪し、監督官庁へ報告済みであること、情報漏えいにかかわった行員に対し厳正に処分する予定であること、今後の調査を継続することを報告した。

詳細な調査が完了し、既に、調査の詳細については、情報漏えいの対象となった顧客には報告し、あらためて謝罪をした。事案の重大性に鑑み、調査結果について、以下の通り公表した。

1 情報漏えいの対象となった顧客
札幌市内の法人 1 社とその代表者 1 名および関連法人 2 社の計 4 先。
情報漏えいを行った行員から被漏えい先以外の情報が漏れた事実はなく、あくまで漏えいしたのは被漏えい先の情報のみ。

2 情報漏えい先
同行行員が情報漏えいした先は、被漏えい先と取引関係にある札幌市内の法人 1 社。情報漏えいを行った行員による情報漏えい先はこの法人 1 社のみ。

3 調査方法
情報漏えいを行った行員に対する面談による聴取、身辺調査、机・キャビネット・ロッカーなどの調査、業務記録やシステム利用履歴からの行動調査、他の行員へのヒアリング、情報漏えい先からのヒアリング等によるもの。

4 情報漏えいを行った行員
札幌市内に勤務する 20 歳代の男性行員。この行員による単独の行為であり、他の行員の関与はない。

5 情報漏えいの内容
被漏えい先の残高を含む入出金明細および被漏えい先の同行との取引状況や面談予定等の情報。入出金明細情報は印刷物を渡しいる。詳細については、被漏えい先の特定および信用にかかわるため公表は差し控える。

6 情報漏えいに至る経緯
情報漏えい先からの要請に基づき、重大性の認識が薄く漏えいしてしまったもの。金銭目的や強要されてというような事実は確認されなかった。

7 情報漏えい判明の経緯
被漏えい先から同行に照会があったことにより判明したもの。

8 情報漏えい先からの二次流出の可能性

情報利用の可能性情報漏えい先へのヒアリングでは、印刷物として受領したものについては、すべてシュレッダーにより処分済みとのこと。また、印刷物として渡っているものを含めたすべての情報について、情報漏えい先が別の第三者に情報を渡したことはないとのこと、また、印刷物を含めたすべての情報について、情報漏えい先がこれを利用したことはないとのこと。

9 再発防止策
本件の事態を厳粛に受け止め、情報管理体制の強化のほか、役職員に対するコンプライアンス教育の徹底を図り、信用回復に全行あげて取組む。

https://www.hokuyobank.co.jp/announcement/pdf/20191219_071681.pdf

 

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