静岡銀行「インパクト評価コンサルティングを提供開始」


静岡銀行(頭取 八木 稔)では、地域企業におけるサステナビリティ経営の推進を支援するため、新たに「インパクト評価コンサルティング」の提供を開始した。
第 1 号として、大岡建設工業株式会社(本社・沼津市、代表取締役社長 内野 聡)に対するコンサルティングサービスを実施した。

静岡銀行では、2019 年 1 月に本邦初となる「中小企業向けポジティブ・インパクト・ファイナンス」の契約を締結し、以降、本年 8 月末までに累計 45 件、145 億円の契約を締結している。
今回、本取り組みを通じて蓄積した企業のサステナビリティ分析ノウハウを活用した「インパクト評
価コンサルティング」の提供を開始。
本サービスは、顧客の事業活動が環境・社会・経済に与えるインパクト(ポジティブな影響とネガティブな影響)を包括的に分析し、特定されたポジティブなインパクト(プラスの貢献)の向上と、ネガティブなインパクト(マイナスの影響)の緩和、低減に向けて KPI を設定し、伴走支援を実施した。
また、特定されたインパクトと KPI を開示することで、顧客の環境的・社会的な取り組みをステークホルダーに対して示すことが可能となる。また、インパクトに係る戦略と結果を開示することで、事業を通じた社会的な価値を明確化することにもつながる。

「大岡建設工業㈱」に対するインパクト評価コンサルティングについて

インパクト評価内容
環境面
・太陽光発電の普及・促進(太陽光発電設備の設置工事、累計 7 メガワットの自社発電事業)
・気候変動対策(照明の LED 化、社用車の HV 化、高効率エアコンへの入替)
・廃棄物の適正管理および環境負荷軽減(廃材・残土のマニュフェスト処理、湧き水等の一時的な貯水、土木工事における地盤・生息動植物等の調査、サーキュラエコノミー仕様の作業服)

社会面
・ 品質管理の徹底(ISO に基づいた品質保証、最長 10 年の定期点検)
・人材育成、社員のモチベーション向上(外部研修への参加、給与水準の引き上げ、雇用延長、女性の採用・登用)
・ 健康経営の推進、安全衛生対策の徹底(社屋内禁煙、工事現場の安全・衛生パトロール、空調ファン付き作業服の支給)

経済面
・ 地域貢献による信頼醸成(高校生向けインターンシップ、就業体験の受入れ、建設業協会等と連携した災害対策)
・ 改修工事への注力(既存建築物の改修・改装工事に注力、定期点検による需要開拓)

詳細は、下記HP参照。

230929_NR1.pdf (shizuokabank.co.jp)

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