金融庁は、金融活動作業部会(FATF)が6月27日に、「暗号資産:FATF基準の実施状況についての報告書」(原題「Virtual Assets: Targeted Update on Implementation of the FATF Standards」)を公表したことを受け、原文およびエグゼクティブサマリー(仮訳)を同庁HPに掲載。
FATFでは、2023年4月、民間アウトリーチを含む暗号資産コンタクトグループの東京会合を、共同議長国である同庁ホストのもと開催したが、本報告書は当会合の成果も踏まえ、トラベルルールを含むFATF基準実施に係るグローバルな進捗状況や基準実施促進に向けた方策、北朝鮮による不正な暗号資産関連活動、DeFi・アンホステッド・ウォレットを含むP2P取引等に関連する新たなリスクなどについてまとめたもの。
これらに関するFATFの作業は、G7財務大臣・中央銀行総裁声明(2023年5月)でも、支持が表明されており、同声明では本報告書の公表にも期待が表明されていた。
https://www.fsa.go.jp/inter/etc/20230628/20230628.html