株式会社紀陽銀行(頭取:原口 裕之)は、最終化された自己資本比率規制(バーゼルⅢ)を 2023
年3月末より適用するにあたり、オペレーショナル・リスク相当額の算出に ILM(内部損失乗数)
を利用することについて金融庁の承認を受けた。
1.オペレーショナル・リスクとは
オペレーショナル・リスクとは、事務処理手順の不備や取扱いミス、システムの不具合、不正行為、災害による資産の損傷等により、金融機関が損失を被るリスクをいう。
2.ILM の利用について
自己資本比率の算定に係るオペレーショナル・リスク相当額の算出においては、金融庁の承認を前提に内部損失データから算出した ILM を利用することが認められている。
同行は、オペレーショナル・リスク管理のより一層の高度化を目指して態勢整備に取り組んだ結果、金融庁の承認を受け、ILM を利用する。