みずほ銀行「中堅・中小企業向けインパクト評価フレームワークを導入」


株式会社みずほ銀行(頭取:加藤 勝彦)は、中堅・中小企業を含め、より多くの顧客のSDGs達成を後押しするために、「Mizuhoポジティブ・インパクトファイナンス PRO」の取り扱いを開始した。

本商品は、ポジティブ・インパクト金融原則(※1)に基づいて開発したインパクト評価フレームワークを活用し、顧客が抱える社会的インパクト(ポジティブな影響とネガティブな影響、※2)を包括的かつ定量的に評価する。その評価において「ポジティブ・インパクト創出が認められる」と確認された場合、当該取り組みの継続的な支援を目的としてファイナンスを行うもの。

企業のサステナビリティへの取り組みが加速する中、サステナビリティ推進の裾野拡大には、大企業のみならず中堅・中小企業を含めた多くの企業の参画が不可欠となっている。

一方、特に中堅・中小企業ついては、国際的なイニシアチブへの参画や国際認証の取得が難しく、客観的な評価を得ることへの負担などが大きい場合がある。

こうした課題へ対応するため、同行は、中堅・中小企業向けのポジティブ・インパクトファイナンスとして、行内の独立した専門評価部署においてインパクトの一次評価を内製化した取り組みをメガバンクで初めて開始する。

また、インパクト評価フレームワークについて、第三者評価機関である株式会社日本格付研究所(JCR)から「ポジティブ・インパクト金融原則」への適合性についての第三者意見を取得している。

※1:ポジティブ・インパクト金融原則
国連環境計画・金融イニシアチブ(UNEP FI)の銀行および投資メンバーであるポジティブ・インパクト・ワーキンググループが2017年に発表したSDGs達成に向けた金融の共通枠組みであり、持続可能な開発の3側面(環境・社会・経済)について、ポジティブ・ネガティブの両面からインパクト評価を行う包括的内容となっている。また、UNEP FIはインパクト特定のツールとして、気候・水・エネルギー・生物多様性・文化・伝統等22のカテゴリーからなるインパクトレーダーを提示している。
※2:社会的インパクト
「短期、長期の変化を含め、当該事業や活動の結果として生じた社会的、環境的なアウトカム」のこと。アウトカムは、事業や取り組みのアウトプットがもたらす変化、便益、成果のこと。

20221006release_jp.pdf (mizuhobank.co.jp)

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