横浜銀行は、同行元行員が逮捕・起訴された不祥事件(2022年9月2日付ニュースリリース、同年9月22日付ニュースリリースで公表)の調査状況および再発防止策を公表した。
元行員(男性)は2005年4月に入行し、瀬谷支店に配属後、2008年11月から鶴ヶ峯支店(希望ケ丘支店を担当)、2014年4月から戸塚支店、2015年10月から横浜駅前支店、2016年8月から自由が丘支店で勤務し、2017年7月に退職している。
元行員が起訴された2つの事件の概要(起訴内容)は以下の通り。
(1)1例目の事件について
当該元行員が、2015年11月から2017年5月まで、希望ケ丘支店の顧客(1名)のインターネットバンキングを操作し、約2,150万円を別の口座に振り込んだとして、2022年10月21日に電子計算機使用詐欺罪で東京地方検察庁により起訴されている。
(2)2例目の事件について
当該元行員が、2018年10月から2020年3月まで、自由が丘支店の顧客(1名)の口座から約610万円を横領したとして、2022年11月16日に横領罪で東京地方検察庁により起訴されている。
現時点では、他に被害を受けた顧客は確認されていない。
再発防止への取り組みについては、このような事態が発生したことを重く受け止め、行員が顧客に代
わってインターネットバンキングを操作することなどの禁止や、異動後に前任店の顧客とお会いする際に留意すべき事項を徹底するため、コンプライアンスに関する規程を改定。また、コンプライアンス意識の徹底・浸透をはかるため、全役職員を対象に「不祥事防止」に関する勉強会を実施した。
これらの取り組みに留まらず、あらためて全役職員に銀行員としての職業倫理の重要性の教育、指導を実施する等、役職員一丸となって信頼回復に全力を挙げて取り組んでいく。
Lagrange Financial News (lagrangepoint.biz)
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