三菱東京UFJ銀行「プライマリーディーラー資格返上の届出を公表」


三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、今中期経営計画の主要施策として進めている銀行と証券会社の業務や機能の集約、グループ一体的な運営強化の観点から、本年7月より、アジアと欧州地域にて、三菱東京UFJ銀行(BTMU)および三菱UFJ証券ホールディングス(MUSHD)の国内外子会社における銀証一体的なセールス&トレーディング業務運営を開始したと公表。
今秋にかけて、米州、本邦と同運営を順次展開する予定であり、これまで以上に顧客への商品・サービス提供力の向上を目指すとしている。
また同様の観点から、国債のプライマリーディーラー資格に関わるBTMUの機能はMUSHDの国内子会社である三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社(MUMSS)に集約し、BTMUはプライマリーディーラー資格返上の届出をしたと公表。
今後はMUMSSがプライマリーディーラー業務を担い、投資家に必要な機能を提供するとともに、BTMUが投資家として国債の入札に参加することで、MUFGグループ全体として引き続き国債発行の安定的な消化・流通への責務を果たすとしている。
なお、BTMUにとって日本国債はバランスシート運営、流動性管理、担保繰り運営の観点で極めて重要な資産であるとし、そのために十分な規模の国債保有を引き続き維持していく方針に変更はないと付記している。

http://www.bk.mufg.jp/news/news2016/pdf/news0713.pdf

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