山梨中央銀行「『観光価値創造業』を開始」


山梨中央銀行は、山梨県の主要産業の一つである観光関連産 業が抱える課題の解決および新たな収益基盤の確立に向けて、地域の魅力ある人・場所・食・体験など の観光資源や地域産品を発掘し、これらに光を当て、新たな観光価値を創造するとともに、国内外の観 光客に向けて発信(販売)する事業(観光価値創造業」)を開始する。

観光関連産業は、山梨県経済への影響が大きい一方、山梨県を訪れる国内観光客の 78%が日 帰りであることや、インバウンドの81%が富士・東部北麓地域に偏り、宿泊日数も1.1日と短いことから、 消費単価が少なく、観光消費額が伸び悩んでいる状況。また、観光客誘致に対する地域間の競争激化、および観光客の価値観の多様化、DXの進展に伴う旅行スタイルの変化などにより、ありきたりの旅 行では満足しないといった課題もある。

このような課題を踏まえ、同行は、幅広いネットワークや保有するリソースなどを活用し、「観光価値創造業」を通じて、地域のブランド力向上および観光消費額の拡大を図り、観光関連産業のなお一層の 活性化により課題解決を図るとともに、新たな収益基盤の確立を目指す。

また、多くの観光客が県 内各地を訪れるきっかけをつくることにより、地域の魅力に気づきを与えつつ、交流人口の増加から定住人 口の増加につなげ、移住・定住促進や空き家対策も併せて検討していく。

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