足利銀行は、顧客本位の取組みを強化するため、株式会社FRONTEOが独自に開発した、AI(人工知能)エンジン「KIBIT」による文書解析技術を用いたソリューションを導入した.
人工知能「KIBIT」は、株式会社FRONTEOが自社開発した日本初の人工知能エンジンで、
人間の心の「機微」(KIBI)と情報量の単位である「ビット」(BIT)を組み合わせ、
「人間の機微を理解する人工知能」を意味している。
「KIBIT」が専門家の暗黙知や感覚を学ぶことで、人に代わって、膨大な量のテキストデータから意味のある重要な情報の選び方を再現することができる。
同行は、顧客保護の観点から、店頭や訪問にて金融商品を提案・販売する際、顧客とのやりとりを営業店の販売担当者が記録し、金融商品の案内時の説明の適切性や、商品・運用リスクに関する理解状況などを本部のコンプライアンス担当部署でモニタリングしている。一方で、人の目で行う確認には判断基準のばらつきやデータ量の多さによる問題点の発見の遅れといった課題があり、部分的な確認が限界だった。
こうしたモニタリング業務において、「KIBIT」を活用し、短時間で大量の販売記録を解析することで、不適切な販売記録の早期発見、営業店への迅速なフィードバックを実現するとともに、統一的かつ網羅的なモニタリングにより販売記録の適切性を確保する。
https://pdf.irpocket.com/C0060/bU43/otep/tTIk.pdf