山口フィナンシャルグループの山口銀行、もみじ銀行および北九州銀行で顧客情報が記載されている書類を誤廃棄(紛失)したことが判明、公表した。
本件は、同社グループで規定している帳票類の保存ルールを誤認識したことにより誤って廃棄した可能性が高く、外部に流出した可能性は極めて低いと考えており、これまでの間に、本件に関係すると思われる不審な事項の申し出や、顧客情報が漏えいまたは不正に利用されたといった連絡や問い合せは一切ないとのこと。
各店舗で書類保管している保険申込関係帳票を電子化する作業において、2021年11月16日に、一部の店舗で当該帳票を誤廃棄(紛失)していることが発覚した。また、当該書類捜索の過程において金融商品仲介関係帳票についても誤廃棄(紛失)が発覚した。加えて、同時期に一部の店舗で実施した社内監査において、受取書綴りの紛失が発覚したため、これら帳票等の保管状況について全店調査を実施したところ、他の店舗においても同様に誤廃棄(紛失)が発覚したもの。
保険申込関係帳票および金融商品仲介関係帳票については、銀行において取り扱いを開始して以降の全てのデータと突合して確認している。受取書綴りにつきましては、調査日時点で保存期間に該当する綴りの有無を調査しております。上記の調査については、全店完了し、上記表記載の対象期間以後新たな誤廃棄(紛失)がないことを確認している。
同社は調査の結果、同社グループで規定している社内ルールで定めた帳票類の保存期限を経過した書類と誤認して廃棄した可能性が高いと判断している。
誤廃棄(紛失)の詳細は下記HP参照。
山口フィナンシャルグループ:ニュースリリース>2022年度>お客さま情報が記載された書類の誤廃棄(紛失)について (ymfg.co.jp)