滋賀銀行「環境省、TCFDシナリオ分析支援事業に採択」


滋賀銀行は、環境省が実施する「TCFD提言に沿った気候リスク・機会のシナリオ分析パイロットプログラム支援事業(金融機関向け)」の参加金融機関として採択された。

本事業は、TCFDに賛同を表明し、TCFD提言に沿ったシナリオ分析・評価等に取り組む意思のある金融機関に対し、パイロットケースとして支援を行い、そこで得られた知見や成果を公表することで、ESG金融の主流化促進に寄与することを目的に実施されるもの。

同行は、2018年7月に国内地銀で初めてTCFDへの賛同を表明しており、以降、TCFD提言に沿って取り組みを進めてきた。本事業に参加することでシナリオ分析のノウハウを蓄積し、経営管理や情報開示の高度化を図るとともに、ESG金融の普及拡大を通じてサステナブル(持続可能)な社会の実現に貢献する。

他の採択された金融機関は八十二銀行と肥後銀行。

※TCFDとは
金融安定理事会(FSB)により、気候関連の情報開示及び金融機関の対応をどのように行うかを検討するため、マイケル・ブルームバーグ氏を委員長として設立された「気候関連財務情報開示タスクフォース(Task Force on Climate-related Financial Disclosures)」のこと。
TCFDは2017年6月に最終提言を公表し、企業等に対し、気候変動関連リスク・機会に関して、「ガバナンス」「戦略」「リスク管理」「指標と目標」の各項目について開示することを推奨している。2020年8月26日現在、世界1,382機関、日本298機関が賛同を表明している。

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