金融庁は、担保・保証に過度に依存しない融資の促進の取組みの一つとして、「経営者保証に関するガイドライン」が融資慣行として浸透・定着するよう、金融機関に対してガイドラインの活用を促してきた。
今般、経営戦略におけるガイドラインの位置付け等について、地域銀行全体の現状を把握することで、金融機関との対話に繋げ、ひいては更なるガイドラインの活用を促すため、地域銀行全行にアンケート調査を実施し、その結果をまとめましたので、公表した。
多くの地域銀行において、企業の事業内容を深く理解する取組みや顧客との積極的なリレーションを図る取組み などを実施していくことが、新規融資に占める経営者保証に依存しない融資の割合を高めるなど、ガイドラインの 活用にプラスの面で一定の影響を与えていることが窺えるとのこと。
一方で、多くの地域銀行にとって経営者保証を徴求することは、回収を前提とした保全としての役割ではな く、経営者の規律付けのための役割として期待しているものと考察している。
地域銀行に対する「経営者保証に関するガイドライン」のアンケート調査の結果について (PDF:441KB)
地域銀行に対する「経営者保証に関するガイドライン」のアンケート調査の結果について(集計結果) (PDF:360KB)
https://www.fsa.go.jp/news/30/ginkou/20190411.html