山口フィナンシャルグループ(社長 吉村 猛)は、金融の枠を超えた新たなソリューションの提供を行い、地域の課題解決と活性化を目指し、その取組みの一つとして、水産業において課題となっているウニの養殖技術確立と有効活用を目的として、地域の関係者の方と共に協議会を設立する。
近年、沿岸で海藻が激減する「磯焼け」は生態系に影響を及ぼし、沿岸漁業は大きな影響を受けている。「磯焼け」による天然資源の枯渇は、瓶詰ウニ発祥地である下関に集積する加工企業の原料不足や漁業者の収入減少の原因となっている。
「磯焼け」の発生は温暖化に加え、植食性生物による食害等、様々な要因があるとされている。現状、ウニはその種類によっては、食害種とされ、駆除対象となっており、種類に合わせた活用法を確立・事業化することで、地域の水産業を振興することが目的。
そのために、地域ネットワークを有する当社がコーディネーターの役割を果たし、水産関連の組織が集積する下関が地域一体となって取組むため、協議会を設立する。
生産者、加工企業、地域において3方よしの共通価値を創造し、協議会に参画する地域関係者で「WIN・WIN・WIN」の関係構築を目指す。
http://www.ymfg.co.jp/news/2019/news_0322.pdf