大日本印刷株式会社(以下:DNP)とサイバートラスト株式会社(以下:サイバートラスト)は、サイバートラストが提供する「サイバートラスト オンライン本人確認プラットフォームサービス」を活用し、個人番号カード(マイナンバーカード)を公的な個人認証に活用して、オンラインで本人確認が完結するサービスを来春に開始する。その第一弾として、DNPのスマートフォン向け銀行口座開設アプリの本人確認に本サービスを活用する予定。
株式会社ジャパンネット銀行(以下:ジャパンネット銀行)の銀行口座開設アプリでの採用を見据え、ジャパンネット銀行で本サービスの検証を行うことが決定した。銀行向けスマートフォンアプリにおけるマイナンバーカードでのオンライン本人確認は国内初。
本サービスは、マイナンバーカードに対応したスマートフォン(注1)にマイナンバーカードをかざすことで、ICチップに格納されている公的個人認証サービス用の電子証明書を用いて、本人確認が行えるもの。
本サービスの利用により、本人の即時確認のほか、犯罪による収益の移転防止に関する法律(犯罪収益移転防止法)で求められる該当住所への書留郵便等の送付が不要となり、より簡潔な本人確認が可能となる。
本サービスは利用状況に応じた従量制課金で、導入企業は個々にシステムを開発・構築・運用する必要がない。また、総務大臣認定の審査および認定取得の手続きも不要。本サービスの導入企業は、本人確認業務の効率化とコスト削減に加え、利用する生活者の利便性向上による顧客満足の向上にもつながる。
(注1)対応機種については地方公共団体情報システム機構の公的個人認証サービスポータルサイトを参照。
DNPは、スマートフォン向け銀行口座開設サービスを2014年より提供しており、情報セキュリティが高い環境を活かした利便性の高いソリューションの開発と運用を進めている。今回、スマートフォン向け銀行口座開設アプリの本人確認にマイナンバーカードを活用することで、これまで本人確認に使っていた運転免許証等の画像データの送信が不要となり、即時の本人認証によって口座開設までの期間を短縮できるようになる。また、本人限定郵便での送付が不要となり、コスト削減にも効果がある。
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