ふくおかフィナンシャルグループ「のれんの償却額 948 億円を特別損失に計上」


ふくおかフィナンシャルグループは、平成 29 年3月期決算において、同社が保有する連結子会社株式の減 損処理(個別決算)及びのれんの一時償却(連結決算)を行う。

上記処理に伴い、平成 29 年2月7日に公表している平成 29 年3月期の業績予想(連結) を修正、公表。

また、のれんの一時償却に伴い、来期以降計上を予定していたのれんの償却負担がなくなるこ とから、平成 28 年4月 26 日に公表している「第5次中期経営計画」について一部見直し(上 方修正)を行った。

同社が保有する連結子会社株式会社熊本銀行及び株式会社親和銀行(以下、「両行」という) の株式について、経営統合時には想定されなかった経営環境の著しい変化、とりわけマイナ ス金利の影響などを踏まえ株式価値の再評価を行った結果、子会社株式評価損として 1,885 億円を特別損失に計上。

なお、個別決算で計上した特別損失は、連結決算では消去され、「2.のれんの一時償却(連 結決算)」に記述する損失が連結業績への影響額となる。

個別決算において、上記の減損処理を行ったことに伴い、連結貸借対照表に計上されてい る両行に係るのれん未償却額の全額について一時償却を行い、のれんの償却額として 948 億 円を計上する。

なお、両行に係るのれん未償却額の全額を償却することから、平成 39 年3月期まで毎期 92 億円、平成 40 年 3 月期 31 億円を計上予定したのれんの償却費について、来期(平 成 30 年3月期)以降なくなることになる。

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