三菱東京 UFJ 銀行「 CIPS に接続、業務開始」


株式会社三菱東京 UFJ 銀行(頭取 小山田 おやまだ 隆 たかし )の全額出資子会社である三菱東京 UFJ 銀行(中国)有限公司は、中国の新しい人民元決済システムである CIPS※1 に接続し、 業務を開始した。

※1:人民元建ての貿易決済と投資を促すための金融インフラ。正式名称は、「人民元クロスボーダー決済 システム」(=Cross-border International Payment System) CIPS は、中国人民銀行が導入を進めており、人民元の国際化に対応するための決済 システムとして注目されている。

CIPS の特徴は、従来の決済システムより稼働時間が長く、 欧州・アフリカの時間帯をカバーし、更には中国大陸と直接決済ルートの確保などにより、従来の決済ルートに比べて利便性が向上することがあげられる。

人民元については、2016 年に、 国際通貨の基準とされる SDR※2 に組み込まれることが決定していることから、ますます決済通貨 として重要となってくることが見込まれている。

※2: SDR(=Special Drawing Right)は、国際通貨基金(IMF)が通貨危機に備え、加盟国に配分する通貨を 使用する権利。SDR には、米ドル・ユーロ・ポンド・円などの主要通貨が組み込まれており、 2015 年には新たに人民元も構成通貨となることが認められている。

http://www.bk.mufg.jp/news/news2016/pdf/news0711.pdf

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