熊本第一信用金庫は、元職員(男性 45 歳・営業担当、本人死亡)による不祥事件を公表した。
勤務していた2営業店において、顧客に虚偽の説明をするなどしてローン申込みの承諾を得たうえで融資を実行し、その融資金を無断で引き出し着服又は顧客へ依頼して借用する、或いは顧客から依頼を受けた定期預金作成のための資金を着服したり、顧客へ依頼し預金を借用する等の不正行為を行っていたもの。
元職員が令和元年 9 月 24 日に急死し、自己所有車の中から顧客名義の預金通帳等が発見されたことから、直ちに内部調査を実施していたところ、カードローン通帳が返却されていないとの顧客の申出があり、事実関係を確認した結果、同口座から元職員が無断で現金を引出して着服していたことが判明し、本件が発覚した。
累計事故金額は、現時点で122,719 千円(被害者は 36 名・52 件)。
http://www.daiichishinkin.co.jp/cgi-bin/news/file/86-1.pdf