金融庁は、金融分野のサイバーセキュリティの確保は、金融システム全体の安定のための喫緊の課題であるとの認識の下、2015年7月、「金融分野におけるサイバーセキュリティ強化に向けた取組方針」(以下、「取組方針」という)を策定・公表し、官民が一体となって、金融分野のサイバーセキュリティ強化に取り組んできた。
こうした中、デジタライゼーションの加速的な進展や国際的な議論の進展、「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会」等の開催など、金融分野のサイバーセキュリティを巡る状況は大きく変化しています。加えて、2018年7月に政府全体の基本戦略である「サイバーセキュリティ戦略」が改訂された。
これらの状況を踏まえ、金融庁として、実効性のあるサイバーセキュリティ管理態勢の構築に向けて、今般、新たな課題への対応方針や現在の取組方針の進捗・評価を踏まえた今後の取組み方針を明確化し、金融機関、金融サービス利用者及び関係機関と問題意識を共有するために、「取組方針」をアップデートし、公表した。
https://www.fsa.go.jp/news/30/20181019-cyber.html