横浜銀行は、マネーロンダリングや特殊詐欺などの疑わしい取引に関するモニタリング業務に、日本電気株式会社(NEC)のAI技術(異種混合学習技術)を活用する。
同行とNECは、一定条件にもとづき抽出した預金口座取引において、NECのAI技術を用いた分析・検証をおこなうことで、金融犯罪に関連した可能性のある口座であるかを効率的に認識できることを確認。
同行では、一定条件にもとづき抽出した預金口座取引について担当者による調査を実施し、金融犯罪関連口座への該当有無を判断しているが、NECのAI技術を一次調査に活用することで、二次調査(詳細調査)を必要とする口座数を従来比で30~40%減少させることを見込む。
また、人間ではリスクを認識しにくい預金口座をAIが予兆的に認識することにより、マネーロンダリングや特殊詐欺などの金融犯罪の未然防止に寄与することを期待する。
RPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)の活用によりモニタリング業務の自動化をすすめることで、担当者は二次調査に特化することができる環境を構築していく。
AIへの追加学習は引き続き実施し、さらなる効率化をはかる予定。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/8332/ir_material10/143840/00.pdf