三井住友信託銀行株式会社(取締役社長:橋本 勝、以下「当社」)は、事業承継に悩む中堅・中小企業の顧客の支援を強化するために、株式会社経営承継支援(取締役社長:笹川 敏幸、以下「経営承継支援」)との間で 9 月 28 日に業務・資本提携(以下「本提携」)に関する契約を締結した。
なお、同日付で当社は経営承継支援が発行する株式の 23.8%を取得し、経営承継支援は同社の持分法適用会社となる。
わが国では、中堅・中小企業経営者の高齢化が進んでおり、いわゆる「団塊の世代」にあたる中堅・中小企業経営者が70代を迎えていることから、今後の後継者不足による廃業が深刻な社会問題となっている。このような状況下、親族外への事業承継(以下「事業承継 M&A」)のニーズが更に拡大すると想定される。
同社は、個人顧客のライフステージに応じて、資産運用や相続承継などトータルソリューションを提供しているが、中堅・中小企業の経営者の多くの方にとって、事業承継は大きな悩みとなっている。特に事業承継 M&A については、経営者の方の資産承継という「個人」の課題と経営資源の承継という「企業」の課題の両面にかかわっており、同社では、専門性・総合力を発揮できる領域の一つとして強化を図っている。
今回、中堅・中小企業の事業承継 M&A 業務に強みを持つ経営承継支援との業務・資本提携により、相互の顧客紹介、共同セミナー開催等の協働活動を推進し、顧客の事業承継 M&A ニーズへの対応を強化する。事業承継コンサルティングから事業承継 M&A、事業承継後の資産運用の支援まで、事業承継に関する経営者の方の悩みに対して、信託銀行ならではのトータルソリューションの提供を推進する。
https://www.smtb.jp/corporate/release/pdf/181005.pdf