福岡ひびき信用金庫「AI による疑わしい取引の自動判定 システムを共同開発」


福岡ひびき信用金庫は、株式会社クアンド(本社:福岡県北九州市)と共同で、日次で配信される口座取引データから疑わしい取引(振り込め詐欺など)をAIが判定するシステムに関して、共同開発/実証試験を実施した。

同金庫とクアンドでは、これまで蓄積された口座取引情報と職員が疑わしいと判定したデータをAIに学習させ、職員による判定作業とAIによる判定作業の精度・スピードの比較検討を行っている。

現在までに出ている結果では、AIは店舗の職員と同程度の判定精度を持ち、職員の1/60程度の時間で疑わしい口座を判定できることが確認。これにより、各営業店で行っていた毎日の判定作業をAIに置き換え、本部職員による最終判定のみで、これまでと同等の判定精度を出すことが期待されている。

今後、この判定業務AIシステムは、しんきん共同センターが2020年度にリリースするAMLシステム(アンチマネーロンダリングシステム)にも対応していく予定となっており、他信用金庫でも利用できるよう、システムを汎用化し、パッケージ化してリリースする予定。

http://www.fukuokahibiki.co.jp/upfile/system_AI_NR2020.pdf

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