全国信用金庫協会は年頭所感を公表した。
以下、HPより。
あけましておめでとうございます。
平成29年の新春を迎えるにあたり、所感の一端を申し述べ、年頭のご挨拶に代え させていただきます。 わが国経済は、政府が推進する成長戦略などにより、マクロでは緩やかな回復基調 を辿っていると言われております。しかし、足元の経済に目を移せば、超高齢化や人 口減少による潜在成長力の低迷といった構造的な要因を背景に、個人消費や設備投資 は力強さを欠き、依然として景気の足踏み状態が続いております。私ども信用金庫の 主要取引先である中小企業においては、地域や業種によって温度差はあるものの、慢 性的な人手不足に加え、為替動向による生産コスト等の変動、売上げ不振といった逆 境に晒され、総じて厳しい業況が続いており、景気回復の実感を得るには至っていな いというのが実情であります。 2 景気の先行きにつきましても、中国をはじめとする新興国経済の減速、英国のEU 離脱など欧州情勢の不安定化、次期米国大統領の経済政策の行方など、海外を中心と した不安材料が後を絶たず、不透明感がますます高まっております。 さらに、昨年から日本銀行が実施しているマイナス金利政策は、市場金利が極めて 低水準で推移している中で、貸出金利や運用利回りの一段の低下をもたらしており、 金融機関の収益環境はかつてないほどの厳しい状況が続いております。
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