三井住友銀行は、元従業員が、外貨預金取引の行内シスデムを操作することで、同行より不正に利益を得たとして、電子計算機使用詐欺の容疑で逮捕されたことを公表。
本件については、本年6月中旬の事態発覚後、直ちに警察に通報し、捜査に全面的に協力。また、同時に、行内調査も開始し、事態解明・ 原因究明・再発防止策策定などを行っている。なお、当該従業員については、7月6 日に懲戒解雇し、9月29日に刑事告訴している。
再発防止策として下記を徹底するとしている。
1 事務手続・システムについて
外貨預金取引の勘定システム改定(不正操作の防止)。
現行の事務手続の検証・見直し(本件を踏まえ、不正につながるリスクの ある事務手続を抽出し、当該手続を見直し)。
2. 内部監査について
臨店監査・オフサイトモニタリングの手法見直し(不正につながるリスク の高い取引を重点的に検証)
3.人事管理について従業員の規律意識の醸成・徹底
全従業員に対して、銀行員に求められる倫理・不正行為の類型・不正行 為発覚時の処分等を周知。
全従業員に対して、遵守すべき基本ルール・禁止行為等を取りまとめた 冊子を配布し、研修等で徹底。
管理者の意識・管理スキルの強化(部下の異常値検知の手法、管理者とし ての基本的動作の徹底)。
http://www.smbc.co.jp/news/j601267_01.html