九州ひぜん信用金庫は、当金庫元役員(退職済)男性が、着服流用目的で顧客に新たな定期預金作成の勧誘を行い、預かった現金を着服し、自己の遊興費に充てていたことを公表した。顧客に対して、着服した現金と同額の定期預金証書を偽造して交付し着服流用を隠蔽していた。
元役員が着服流用していた顧客が定期預金解約のため窓口に来店、同金庫職員が偽造証書を確認。調査の結果、存在しない証書・預金であることが判明し、内部調査を行い元役員に問い質したところ、着服流用を認めた。
被害状況 発生期間 2000 年 4 月 7 日から 2024 年 3 月 12 日まで(約 24 年間)
発生店舗 本島支店
事故金額 39,600,266 円(累計金額:43,216,021 円)
被害者数 定期預金等取引顧客5名
実損金額 35,200,000 円
元役員については既に退職済だが、本件事案を鑑み刑事告訴については検討中。また、経営責任を明確にするため、役員の厳正な処分を実施予定。