みずほ銀行「法人向け外為被仕向送金消込サービスを提供開始」


みずほ銀行は、法人向け外為被仕向送金消込サービス「MRCS(Mizuho Remittance Control Services)」の提供を開始した。外為被仕向送金の消込作業をサポートするサービスは、邦銀初(特許出願中)。

海外送金は、国内送金と異なり、関係者間でやり取りをする情報量や介在する関係者が多いことに加え、送金フローの中で経由する銀行の手数料が発生する等、「送金人名」、「金額」、「メッセージ」等の項目が当初想定した内容と異なる形で送られてくるケースが多く、顧客が着金時に取引を特定するのには多大な時間がかかっていた。

こうした状況を踏まえ、同行は、受取人の「口座番号」については他の項目に比べ正確な内容で送られてくるケースが多いことに着目し、海外の送金依頼人へ請求書を発行する際に、現在利用の「口座番号」に「送金依頼人識別番号」を組み合わせた番号を「口座番号」として通知することで、受取人が「口座番号」から送金依頼人や当該取引を特定する実証実験を行った。その結果、着金時の早期消込が実証できたことから、本サービスの開発に至ったもの。

このサービスの利用による正確な口座情報に基づく取引確認作業により、消込作業時間が短縮化され、長年の課題であった顧客の事務負担軽減が見込まれる。

https://www.mizuhobank.co.jp/release/pdf/20200527release_jp.pdf

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