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宮崎銀行「不祥事8件、被害総額1億円超の事案発生」

宮崎銀行は不祥事案件の発生を公表。審査部に勤務していた元行員(懲戒解雇済み)が被害額1億円超の事故を引き起こしたほか、門川支店に勤務していた元行員(懲戒解雇済み)は1千万円超の事故を引き起こしたもの。

<審査部元行員の事案>

①投資信託取引残高報告書の偽造
・件数1件/被害額2,000,000円
・経営企画部に勤務していた2011年11月に、顧客から預かっていた投資信託購入資金を、顧客に投資信託を購入したように見せかけるため、同行所定の書式ではない架空の投資信託取引残高報告書を作成した上で、着服した疑い。

②定期預金証書の改ざん
・件数5件/被害額20,000,000円
・鹿児島南支店に勤務していた2014年12月から2017年6月までの間に、顧客から預かった定期預金証書の金額と利率を改ざんし、着服していた。

③融資金の着服
・件数3件/被害額22,609,200円
・鹿児島南支店に勤務していた2017年3月から2017年6月までの間に、虚偽の説明により顧客に借入申込書を記入させ、実行した融資金を無断で引き出し着服していた。

④定期預金証書の偽造
・件数10件/被害額69,000,000円
・審査部に勤務していた2018年10月から2019年11月までの間に、顧客から定期預金作成のため預かっていた資金を着服した疑い。顧客には定期預金を作成したように見せかけるため、同行所定の書式ではない架空の定期預金証書を作成し、顧客に渡していた。

被害にあった顧客は9名、被害総額は113,609,200円。

<門川支店に勤務していた元行員の事案>

①カードローン融資金の着服
・件数2件/被害額343,666円
・2018年4月から2018年5月までの間に、顧客のカードローン申込み後、無断で借入を行い、融資金を着服していた。

②普通預金の着服
・件数1件/被害額10,500円
・2018年4月、虚偽の説明により、顧客が長期間使用していない普通預金口座の再発行および改印届を記入させ、再作成した口座から着服していた。

③投資信託購入資金および解約金の着服
・件数2件/被害額1,892,286円
・2018年11月から2019年3月までの間に、顧客から投資信託購入資金として預かった請求書により、現金を払い出し着服していた。また、虚偽の説明により投資信託解約金の受取口座を事故者が所持する顧客名義の別口座に変更し、投資信託を解約させ、解約金を着服していた。

④個人年金保険解約金の着服
・件数3件/被害額9,138,795円
・2018年12月から2019年11月までの間に、事故者が顧客になりすまし、生命保険会社より解約請求書を取り寄せ、虚偽の説明により事故者の指示通りに顧客に記入させ、同時に普通預金口座も作成させ、事故者が通帳を所持し、保険解約金を着服していた。

※被害にあった顧客は4名、被害総額は11,385,247円。

http://www.miyagin.co.jp/pdf/2152_pdf_data.pdf

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