南都銀行は、6月21日、株式会社ベンチャーラボインベストメントと共同で「ナントCVC投資事業有限責任組合」を設立する。
CVCとは、Corporate Venture Capital の略で、投資家から資金を集めてキャピタルゲインを狙うファンドと異なり、 本業との相乗効果を期待できる企業へ投資する仕組みを指す。
このファンドは、同行の新たなビジネスモデルとして、同行営業地域の枠を超え、全国で経済・産業・地域振興への貢献が大きく期待できる創業段階や成長段階にある企業への投資を目的に設立するもの。
出資後は、同行と投資先企業との業務連携による技術・ノウハウ等の同行業務への活用のほか、投資先企業と同行の既存取引先とのビジネスマッチングや、投資先企業の融資案件発生時には当該企業の地元金融機関等との協調融資等、単なる投資に留まらず、投資先企業の企業価値向上と同行業務とのさらなる相乗効果を目指していく。
投資先企業の発掘、同行との業務連携の検討、ビジネスマッチングや融資を通じた育成・支援を行う専担部門として7月3日付で「法人営業部」内に「コーポレートベンチャーキャピタル室」を設置することもあわせて公表。
http://www.nantobank.co.jp/news/pdf/news1706203.pdf