株式会社 京都銀行(頭取 土井 伸宏)では、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT) の協力を得て、平成28年7月21日(木)に金融機関で初めて、多言語音声翻訳アプリ「VoiceTra (ボイストラ)」と聴覚障がい者とのコミュニケーション支援アプリ「SpeechCanvas(スピーチ キャンバス)」を搭載したiPadを京都市内17か店に設置する。
おもてなし力の向上と外国人観光客誘致による地域活性化を支援するとともに、聴覚に障がいのある顧客との多様なコミュニケーション手段を備え、顧客満足度の一層の向上に取り組む。
なお、同行では、総務省の平成28年度「多言語音声翻訳システムの利活用実証」に参加しており、嵯峨支店に実証専用多言語音声翻訳アプリ「VoiceTra.R(ボイストラアール)」を搭載したiPadも同日設置する。
多言語音声翻訳アプリ「VoiceTra(ボイストラ)」は、
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が、言葉の壁の克服を目指して開発したスマートフォン・タブレット用の多言語音声翻訳アプリ。旅行会話用としての高い翻訳精度を備えている。(英語では、TOEIC:600程度のレベルの翻訳が可能) ・音声を聞き取って翻訳し発声するもので、現在、29言語に対応している。「使えば使うほど賢くなる」、つまり、話した音声や対訳文例をたくさん集めれば集めるほど、どんどんスムーズな言葉に翻訳されるため、アプリを無料公開し、性能改善を行うための実証実験を行っている。
聴覚障がい者とのコミュニケーション支援アプリ「SpeechCanvas(スピーチキャンバス)」は、
聴覚障がい者と健聴者の会話を、音声認識技術を使ってサポートするアプリ。話した言葉が次々と画面上で文字になり、画面を指でなぞれば、絵や文字がかけ、操作がシンプルでわかりやすいので、誰でも簡単に使うことができる。インターネットがつながらなくても音声認識してくれるので、電波の届かない場所でも使える。