株式会社ふくおかフィナンシャルグループ)傘下の株式会社十八親和銀行および株式会社 FFG ほけんサービス(保険代理店子会社)において、損害保険ジャパン株式会社および大同生命保険株式会社からの出向者により、顧客の保険契約情報の一部が損保ジャパン社および大同生命社に漏えいしていた事案が、両社からの報告により判明した。
なお、漏えいした情報には、保険契約者や被保険者の住所、電話番号、生年月日、口座番号等の情報は含まれていない。また、漏えいした情報は損保ジャパン社および大同生命社から外部に流出しておらず、現時点では悪用等による二次被害が発生していないことを確認している。
損保ジャパン社は、十八親和銀行およびFFGほけんサービスへの出向者が、自社の契約シェア把
握を企図した損保ジャパン社に対し、FFG傘下で取り扱った火災保険等の契約情報(損保ジャパン
社以外の契約情報)を無断で提供していた。
大同生命社は、FFG ほけんサービスへの出向者が、保険商品の販売動向等の報告を求めた大同生命社に対し、FFG傘下で取り扱った法人向け生命保険の契約情報(大同生命社以外の契約情報)を無断で提供していた。
顧客に関する情報を預かっている保険代理店として、受け入れている出向者に対する情報の取り扱いに関する研修や教育、業務管理が不十分であったことが原因で発生した。
FFG では、本事案を重く受け止め、情報の取り扱いについて他社からの出向者やその管理者を含めた全職員に対する社内教育を改めて徹底する。
また、損保ジャパン社および大同生命社に対し再発防止措置を強く求めたほか、出向者を受け入れ
ている他の保険会社に対しても情報の取り扱いの厳格化を求めた。