株式会社三菱 UFJ 銀行(取締役頭取執行役員 半沢淳一)は、民間金融機関では初めてデジタル庁が提供する「デジタル認証アプリ※を活用し、公的個人認証サービスを用いた本人確認の導入検討に着手する。
まずは、同行の非対面口座開設アプリである「スマート口座開設」への導入を優先し、その後、利用範囲の拡大を検討していく予定。
公的個人認証サービスとは、マイナンバーカードの IC チップに搭載された電子証明書を利用して、なりすましや本人確認書類の改ざんを防止し、安全・確実に本人確認を行うことができるサービス。本サービスの導入により、従来の本人確認方法と比較し本人確認書類や容貌撮影が不要になるだけでなく、電子証明書に記録された情報(氏名、住所、生年月日、等)を活用して、申込内容の一部が入力不要となるため、手続をよりスムーズに進めてることができる。
本アプリの「スマート口座開設」への連携については 2025 年度上期を目指しており、同行における他サービスの本人確認業務への導入拡大も検討することで、利用者にとって統一感のある認証体験を可能とする世界を目指す。
※ 「デジタル認証アプリ」は、6 月 21 日にデジタル庁より発表された、マイナンバーカードを使った本人確認を、安全に・簡単にするためのアプリ。行政機関や民間事業者は、デジタル庁が無償で提供する API(デジタル認証アプリサービス API)を活用することで、マイナンバーカードを使った本人確認を簡単に組み込むことができる。