金融庁は、金融システム全体の安定性を維持する観点から、地域銀行の有価証券運用について、リスクテイク規模が大きい先を対象に、重点的なモニタリングを実施している。
今回、モニタリングにおける主な論点や把握した事例を「地域銀行有価証券運用モニタリングレポー」として取りまとめ公表した。
本レポートは、金融機関に画一的な対応を求めるものではなく、対象先以外の金融機関(主に、有価証券運用のリスクテイク規模が大きい先を想定)においても、リスク管理上の参考としてもらうことが目的。
金融庁は、今後も、重点的なモニタリングを通じて、金融機関における運用態勢・リスク管理態勢の強化やリスクガバナンスの発揮に向けた創意工夫を後押ししていくと同時に、金融機関における一層の創意工夫と高度化を期待する。