北海道銀行は、2023年度における北海道経済の展望を公表した。
以下、経済見通しの要約。詳細は下記HPを参照。
個人消費の持ち直しが押し上げ材料となり、道内経済は持ち直し基調が持続する見通し
○22 年度の道内経済を見通すと、新型コロナの感染拡大が景気に与える影響が和らぐ下で、特に個人消費を中心に景気が持ち直している。他方、原材料や食料品価格の高騰といった物価高の影響が、企業業績の圧迫や家計の購買力低下を通じて、道内景気の下押し圧力となっており、持ち直しのテンポは緩慢なものにとどまる見通し。
○23 年度を見通すと、道内経済は持ち直し基調を維持しよう。サービス消費が底堅く推移するほか、水際対策の緩和を受けたインバウンドの回復も、道内経済の持ち直しを下支えするとみられる。物価高の影響は和らいでいくほか、新型コロナの感染拡大による影響は限定的なものになるが、道内景気への下押し圧力として残存することから持ち直しのテンポは鈍いものにとどまる見通し。
○以上をふまえ、実質道内経済成長率は 22 年度が前年比+1.4%(名目:同+1.8%)、23 年度が同+1.1%(名目:同+1.5%)と予測した。