金融庁は、「金融機関のITガバナンス等に関する調査結果レポート」をとりまとめ、公表した。
同庁は金融機関のITガバナンスの発揮やシステムリスク管理態勢の整備等に向けて取組みを進めており、今般、2021事務年度の取組みについて、レポートとして取りまとめた。
2021事務年度(2021年7月1日~2022年6月30日)は、2020事務年度の調査結果及び金融機関のデジタルトランスフォーメーション(DX)が進展していることなどを踏まえ、アンケートと個別ヒアリングを行い、以下の論点について実態調査・分析を実施。
・【論点整理1】DXに関する取組状況
・【論点整理2】IT人材の確保・育成
・【論点整理3】共同センターの次世代構想
調査結果や課題について、当局と金融機関との間で共有を図り、金融機関のITガバナンスの発揮につなげていくため、レポートとして取りまとめたもの。
また、2019年6月公表の「金融機関のITガバナンスに関する実態把握結果(事例集)」に、今回の調査等を通じて得られた参考事例を反映するとともに、ベストプラクティスの探求に向けて参考になると考えられる視点を追加し、「事例集(参考手引)<2022年6月版>」もあわせて取りまとめた。