全国銀行協会の会長、髙島誠は、昨年7月に全国銀行協会会長に就任して以降、2021年度を、「わが国における現下の難局の克服と新たな社会・経済の創生を支える年」と位置付け、三つの柱を掲げて活動を進めてきた。
2022年、わが国は重要な局面を迎えると考えている。マクロ環境を見通すと、グローバルに経済活動の正常化が進み、景気の回復基調が続くもとで、わが国においても、コロナ禍によってダメージを受けた顧客の事業の再生・再構築に向けた動きは一層加速していくと見込まれる。また、気候変動問題や、デジタライゼーションへの対応については、具体的な実践につなげていくことができるかが、今後のわが国の発展に大きく関わってくると考えている。
銀行界としては、引き続き高い緊張感と使命感を持って、わが国を取り巻く環境を俯瞰し、困難な課題に正面から向き合い、様々なステークホルダーとの真摯な議論を通じて、新たな社会・経済の創生を支えて参りたいとのこと。