肥後銀行は、経済産業省が定めるDX認定制度において、九州地銀では初の「DX認定事業者」に認定された。
DX認定制度は、2020 年 5 月 15 日施行の「情報処理の促進に関する法律の一部を改正する法律」に基づく制度。DX推進の準備(経営ビジョンやDXに関する戦略および体制等)が整っている事業者を、経済産業省が「DX認定事業者」として認定するもの。2021 年 11 月現在、同行含め 209 社が認定されている。
同行では 2021 年度より、九州フィナンシャルグループ中期経営計画「改革」をスタート。その中で「デジタル戦略」を掲げ、デジタルテクノロジーの活用によるビジネスモデルの転換を図るべく、2021 年 7 月 30 日「肥後銀行DX計画」(※)を公表した。
本計画では、顧客に向けた「新たな体験・サービスの提供」と行内の「プロセス改革による生産性向上」の 2 つを軸に、その実現のために必要な態勢を、下記のとおり整備していく。
(1)推進体制
2018 年 10 月より、頭取を委員長とする「デジタル・イノベーション委員会」を設置し、DXに関する方針・戦略策定・進捗管理等を継続的に行っている。
(2)人材育成
2023 年度までに中心となるDX推進人材を 100 名育成・登用する目標を掲げ、各種研修や積極的な中途採用を実施している。
(3)システムインフラ整備
スマートフォンアプリの快適性向上や店頭業務のセルフオペレーション推進等、顧客へ新たな体験・サービスを提供するとともに、そこから生み出されるデータを駆使できるシステムインフラを順次整備していく。
※:「肥後銀行DX計画」は当行ホームページに掲載している