三井住友トラスト・ホールディングスは、世界経済フォーラム国際ビジネス協議会が、2020年9月に発表したステークホルダー資本主義の共通測定基準を採用したサステナビリティレポート2020/2021を発行した。
このレポートは、世界経済フォーラム国際ビジネス協議会の提言に基づき、世界4大会計事務所が中心となって取りまとめた白書「ステークホルダー資本主義を測定する-持続可能な価値創造のための共通指標と一貫した報告を目指して(Measuring Stakeholder Capitalism-Toward Common Metrics and Consistent Reporting of Sustainable Value Creation)」の共通測定基準(コモンメトリクス)を踏まえて作成している。
コモンメトリクスは、「ガバナンス(Principle of Governance)」「地球(Planet)」「人(People)」「豊かさ(Prosperity)」の4つの観点、21の中核測定基準(Core metrics)と34の拡張測定基準(Expanded metrics)で構成され、地域および業種を問わず適用可能な指標となっている。
同レポートでは、人(社会)、地球(環境)、豊かさ(経済)というSDGsの3側面と、3側面に関わる取り組みを経営レベルで推進するためのガバナンスという4つの観点に沿って、同社が企業市民として守るべきものは何か、そしてどのように守っているのかを説明している。