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伊予銀行「レポート~中核人材の確保と活用について」

株式会社いよぎん地域経済研究センター(略称IRC、社長 重松 栄治)では、中核人材の確保と活用拡大に向けた課題と方向性についての調 査結果を取りまとめ公表した。 なお、詳細は 2020 年5月1日発行の「IRC Monthly」2020 年5月号に掲載する。

【調査概要】

・ 中核人材とは、「高い専門性や技術などを有し、事業活動の中枢を担う人材」である。経営全般もしくは各業務領域の中枢を担い、経営者と一体になって企業の付加価値を向上させ、企業成長や持続性向上を実現しうるキーパーソンと言える。

・ 中小企業では労働生産性が伸び悩み、外部調査によると7割の経営者が労働生産性向上の必要性を「非常に感じている」としている。しかし、それらを担える人材が不足しており、半数近い中小企業が中核人材を「不足」と回答している。

・ 国は、中小企業と中核人材のマッチングを進めるため、「プロフェッショナル人材事業」を 2015 年度からスタートさせた。愛媛では累計 1,769 件(2019 年度末時点)の相談があり、うち 233 件が成約に至っている。

・ 中核人材の確保にあたって、大半の企業が社内育成にこだわっていない。しかし、既存社員との処遇のバランスや受入方法などで課題を抱え、ミスマッチも少なからず起きている。

・ 中核人材の活用拡大に向けては、「経営計画に基づくミッションの明確化」「能力が発揮できる環境作りと社内融和の促進」「採用企業への支援体制の充実」が重要となる。

 

https://www.iyobank.co.jp/press-release/2020/__icsFiles/afieldfile/2020/04/28/20-124.pdf

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