金融庁は、4月22日、上海において、昨年10月の日中首脳会談での合意に基づき、第1回日中資本市場フォーラムを開催した。
日本からは、当局、証券団体、金融機関の経営者等合計100名程度が訪中し、遠藤金融庁長官と長谷川証券取引等監視委員会委員長が参加した。
本フォーラムにおいて、日中証券市場協力の強化やイノベーションと資本市場の役割について議論が行われた他、日中の証券取引所、証券業協会、投資信託協会がそれぞれ分科会を開催し、日中証券市場協力の具体的成果について議論した。また、日中ETFの相互上場の早期実現に向けて、日本取引所グループと上海証券取引所による調印式が行われた。
さらに、本フォーラムに先立ち、遠藤長官と長谷川委員長は中国証券監督管理委員会・方星海副主席と会談し、日中金融協力の更なる強化や市場監視分野の連携強化等について意見交換を行った。