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新生銀行「新生ハッカソンを開催」

新生銀行は、データサイエンスに興味のある大学生、大学院生を対象に、オープンイノベーションやビジネスデータを用いた実践的な分析機会の提供のため、データ分析コンテスト、「新生ハッカソン」を平成 30 年 3月 19 日(月)から 3 月 30 日(金)の 9 日間実施し、成果を発表し、表彰を行う発表会を最終日の 3 月30 日(金)に開催した。

今回は、東京大学、東京工業大学などから11名の大学院生、大学生が参加し、新生銀行グループが保有する個人向けカードローンの実際のデータを用いて、ディープラーニングやランダムフォレストなどのアルゴリズムを使って、カードローン商品に申し込んだ顧客の 1 年後の貸倒確率を予測するモデルを開発し、モデルの精度やアイデアの新規性・発展性を競った。

当日は 11 名の学生がそれぞれ約 6 分程度のプレゼンを行い、開発したモデルのフレームとアピールポイント、モデルを活用した分析結果について、原隆日経 Fintech 編集長、中村仁株式会社お金のデザイン代表取締役社長、深谷直紀セカンドサイト株式会社取締役兼 CTO、平沢晃当行常務執行役員、鳥越宏行新生フィナンシャル株式会社代表取締役社長の 5 名の審査員に対して説明を行った。

最も判別力が高かったモデルを開発した学生に付与する最優秀賞には、筑波大学情報学群知識情報・図書館学類の藩秋実さんが、優秀賞には、東京大学大学院新領域創成科学研究科複雑理工学専攻修士の成田穂氏が選ばれた。

参加した学生からは、「社員の方と共に作戦を立てて、分析を重ねるのが楽しく、大きく成長できた」、「実データを分析できる貴重な経験になった」との声が寄せられた。また、審査員を務めた鳥越は参加した学生に対して、「学生のみなさんがデータ分析の際に着目した分析軸の視点などはとても新鮮に感じた。将来、仕事をしていく上でも、データの先には顧客がいるということを常に念頭において取り組んでほしい」と述べた。

このイベントは、昨年は同行グループ会社の新生フィナンシャル株式会社が主体となって開催したが、今回はグループの活動として拡大。今後も継続して実施していくとのこと。

http://www.shinseibank.com/corporate/news/release/news180404_announcement.pdf

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