西日本シティ銀行(頭取 谷川 浩道)は、大日本印刷株式会社(代表取締役社長 北島 義俊、以下「DNP」)が開発した「DNP カード即時発行サービス(KIOSK 端末型)」を利用して、顔認証技術を用いた本人確認に係る実証実験を実施する。
本実証実験は、顧客の操作により口座開設や IC キャッシュカードの発行等が完結するサービスの実現を目指すもので、金融庁「FinTech 実証実験ハブ」の支援案件として採用された。
店舗内に設置した DNP 製の実証実験端末で、顧客自身の操作により、「運転免許証」または「マイナンバーカード」から読み取った顔写真データと端末に内蔵されたカメラで撮影した顔写真データを照合して、本人確認を行う実証実験を行うもの。
実施期間: 2018 年 4 月~6 月(銀行窓口営業時間)
実施店舗: 本店営業部、北九州営業部、福岡支店(予定)
同行と DNP は、「運転免許証」または「マイナンバーカード」を用いて、顧客自身の操作により完結する本人確認業務について、顔認証技術の性能に対する検証・評価や不正利用対策としての有効性の検証・評価、法令準拠への適合等の確認を行う。
【FinTech 実証実験ハブ】
フィンテックを活用したイノベーションに向けたチャレンジを加速させる観点から、金融庁では、フィンテック企業や金融機関等が前例のない実証実験を行おうとする際に抱きがちな躊躇・懸念を払拭するため、昨年 9 月、「FinTech 実証実験ハブ」を設置した。「FinTech 実証実験ハブ」では、フィンテック企業や金融機関等が、実験を通じて整理したいと考えている論点(コンプライアンスや監督対応上のリスク、一般利用者に向けてサービスを提供する際に生じうる法令上の解釈に係る実務上の課題等)について、継続的な支援を行うこととしている。