三菱UFJ信託銀行は、慶應義塾大学と、長寿社会における資産承継および資産運用・資産管理に関するファイナンシャル・ジェロントロジー(金融老年学)の共同研究を2018年3月より開始する。
ファイナンシャル・ジェロントロジー(金融老年学)は、加齢に伴う身体能力や認知能力の変化が経済・金融行動にどのような影響を与えるかを研究する学問領域。
日本の少子高齢化は急激に進行し、「人生100年時代」の到来も予想されていることから、高齢者の悩みを解決するだけでなく、長い人生をより豊かに過ごすための商品・サービスを提供するには、ファイナンシャル・ジェロントロジーの知見を活用することが重要な鍵となると考え、本領域の先駆者である慶應義塾大学との共同研究の開始を決定したもの。
同行は本研究の成果を活かして、認知能力などの顧客の状況に応じて商品・サービスを提案できる社員の育成に注力していく。また、2018年4月よりファイナンシャル・ジェロントロジーに関する寄付講座を慶應義塾大学に開講し、同講座を受講する学生を通じて本研究の成果を社会に還元していく。