北國銀行は民事信託の一つである家族信託の相談業務を開始するとともに、同信託に対応した預金口座(信託口口座)の取扱いを開始する。
家族信託は家族間の信託契約に基づき委託者(例 資産を持つ親)が受託者(例 後継する子)に預金、不動産、自社株式といった資産の管理・運用を任せる手法で、これまで信託の主流であった信託会社を受託者とする方式ではなく、信頼のできる家族間での民事信託という形で行われる。
高齢化社会における認知症等による判断能力の低下による資産運用、相続対策ができなくなることへの解決方法としても注目されている。
同行は今後、同信託に対応したローンの取扱いを含め、家族信託の活用を強化することで顧客の資産承継、事業承継の課題解決に取り組んでいくとしている。
http://www.hokkokubank.co.jp/other/news/2017/pdf/20171002.pdf