富山第一銀行は、平成28年4月1日より施行された「障害者差別解消法※ 」への積極的な取組みとして、富山県内の金融機関で初めて「点字打刻封筒」の取扱いを開始し、高岡地区店舗(13店舗)にて実施していたが、今年の4月より、その範囲を富山県内の全店舗(56店舗)へと拡大する。
この取組みは、同行取引先である産業機械メーカーが開発した点字打刻機を使用して、「打刻事業そのものを障害者自身が行い、障害者支援を他の障害者の力で自立・確立できるように」という計画の下、高岡市内の知的障害者施設とのビジネスマッチングにより実現し、スタートさせたもの。
当初、封筒の打刻を高岡地区の13店舗からスタートさせ、昨年中には呉西地区全域(19店舗)での取扱いへと拡大。
今回、同行の富山県内全ての店舗(56店舗)で点字打刻封筒を取扱うこととなり、県内全域をカバーする。なお、今回の取扱い拡大分の打刻作業は、富山・新川のそれぞれの地区の知的障害者施設に発注する。
※金融機関は「障害者差別解消法」の第8条で、障害を理由とする差別の禁止及び合理的配慮(意思疎通の配慮、物理的環境への配慮)の提供に関して適切に対応するため、障害者の利便性向上の取組みを推進することを求められている。