株式会社三井住友銀行(頭取 國部毅)と日本アイ・ビー・ エム株式会社(代表取締役社長執行役員:ポール与那嶺) は、貿易分野におけるブロックチェーン技術の適用可能性に関する実証実験を本年2 月より開始する。
海外との貿易取引には、商習慣bや取引関係等、国内での取引との違いが存在する。S MBCでは、これまで培ってきた貿易金融の知見と、ブロックチェーン 技術を活かして、輸出入に必要な貿易関連の書類の電子化と迅速かつ安全な交換、並びに、輸出者、輸入者、フォワーダー、船会社、港湾関係者間での情報連携など、業務プロセスへの適用可能性と影響を検証する。
本検証においては、デモ・アプリケーションを開発し、貿易関係者からのフ ィードバックに基づく機能追加を予定。アプリケーション上では、 貿易に関する諸手続きを電子化することで各関係者における貿易事務上の確認作業を簡素化しする。
また、追加機能例として、取引に付随するデータをIoTにより取得し、物流ステータスの見える化やリアルタイムのデータ分析による 商流高高精度解析ツールの提供、コグニティブ・コンピューティングを利用した障害予測ならびに業務効率化等、先進スタートアップの技術を利用可能なマ ーケットプレース基盤に加え輸出入業者間のニーズに応じた決済タイミング を実現できる仕組みを検討する。